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不眠に効く食べ物とは?

 

快眠へ導く唐辛子とバナナ


不眠症を改善するには、快眠するために効果的な
対策をする必要があります。
その、快眠するために効果的な対策の一つとして、
まず紹介するのは「食べ物」です。

 

快眠効果のある食べ物として、「唐辛子」が知られています。

 

唐辛子に含まれる「カプサイシン」という物質は、体温を上昇させた後、
急激に下げるという働きがあります。
この、体温を上昇させた後、急激に下げるという働きが、
なぜ快眠に効果があるのかというと、人間は睡眠体制に入るとき、
体温が1℃程度急激に下がる、ということが分かっています。

 

「たったの1℃」と思うかもしれませんが、人間の体温で「1℃」というと、
結構な差です。平熱が36℃の人が37℃になると、熱っぽくなって頭が
クラクラしますよね。

 

このように、人間の体温で1℃の差というのは大きいのです。

 

話を戻しましょう。

 

人間が睡眠に入るときは、体温が下がります。
そのとき、脳内から「メラトニン」というホルモンが分泌されます。
この、「メラトニン」は睡眠ホルモンとも呼ばれ、
眠りに導く重要なモノなのです。

 

しかし、体温が下がらないままだと、「メラトニン」は
十分に分泌されませんので、寝つきが悪くなります。

 

そこで、役立つのが「唐辛子」なのです。
先ほども説明したように、「唐辛子」は体温を上昇させた後、
急激に下げるという働きがあります。
この働きを利用すれば、「メラトニン」が十分に分泌され、
寝つきが良くなるというわけです。

 

急激に下げるといっても、「唐辛子」を食べた瞬間に、
そうなる訳ではありません。

 

「唐辛子」を食べるタイミングとしては、夕飯のとき(午後6時〜8時)
に食べれば、寝る時間の頃(午後11時〜0時)には、体温が下がり、
「メラトニン」が分泌されて、眠くなります。

 

「唐辛子」を食べるというよりは、「唐辛子」を使った料理を食べると
言った方が適切でしょうか。

 

次は、バナナについてです。

 

バナナには、「トリプトファン」という神経アミノ酸と
「ビタミンB6」が含まれています。
この、「トリプトファン」と「ビタミンB6」が脳の「ほう線核」
というところで合成されると「セロトニン」という物質になります。

 

「セロトニン」は、心を落ち着かせたり、不安を軽減したりする
鎮静作用があり、メラトニンの分泌を促す働きもあります。

 

興奮状態だったり、不安があって考え事をしていると
寝つきが悪くなりますので、「セロトニン」の鎮静作用とメラトニン
分泌促進により、眠りに入りやすくなるのです。

 

「唐辛子」と「バナナ」を活用すれば、不眠症対策に役立ちます。

 

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