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男と女による睡眠の違いについて

 

男と女の睡眠の質には、違いがあります


男性と違って、女性にはホルモン分泌のサイクルがあります。
約一ヶ月の周期で、ホルモンのバランスが原因で
睡眠時間や眠りの深さが大きく変化します。

 

より正確にいうと、月経は一般的に28日周期です。
月経が終わった日から数えて14日間(28日サイクルの前半)は
女性は心身ともに活動的になり、睡眠時間は自然と減ります。

 

28日サイクルの後半(次の月経に近づく14日間)になると
体がだんだんだるくなってきて、昼間から強烈な睡魔に
襲われることになります。
また、精神状態は不安定となり、睡眠の質が下がって
睡眠時間も不規則になります。

 

一般的に、男女の眠りの性質は以下のように、
さまざまな点で違いがあります。

 

■女性のほうが男性よりも睡眠時間は短い傾向にある。
特に乳幼児がいる場合は、男性よりも1時間近く短くなる。

 

■女性のほうが睡眠と覚醒のサイクルが短い。
また、深い眠り(ノンレム睡眠)の時間が男性より短い。
自分の赤ん坊の泣き声に敏感に反応し、朝型が多い。

 

■女性のほうが不眠になりやすく、特に年配の女性は
睡眠に関する悩みを持つ人が多い。
更年期障害が原因で睡眠不足になると、
落ち込んだり気分の変化が激しくなる。

 

■女性のほうが、恐い夢を見ることが多い。

 

■女性のほうが、眠りは深く、短く、効率的。
女性ホルモンは睡眠物質のセロトニンの分泌を助けるため、
男性よりも深く眠ることができる。
短いけれども深い睡眠によって効率的に脳の疲労回復を行っていることも、
女性のほうが寿命が長い要因のひとつだと考えられています。

 

■女性のほうが、寝言を言うことが多い。
男女別の睡眠時間の統計を見ると、女性のほうが30分ほど短くなっています。
これは家事をするのが、いまだに主に女性であることが多いことが
原因と言われています。
しかし、そうした社会的役割の違いが原因で男女の睡眠に
差があるのだとすれば、現代社会では女性の活躍の場も増えていますから、
こうした睡眠の男女差は将来的に縮んでいくのかもしれません。

 

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