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レム睡眠とノンレム睡眠について

 

レム睡眠とノンレム睡眠について


睡眠はその深さと特徴によって、レム睡眠とノンレム睡眠に
分類することができます。
眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくすると
深いノンレム睡眠のステージに入ります。
レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し、
平均的には約90分サイクルで繰り返します。

 

ベッドに入ってから目覚めるまでの間、個人差はありますが
おおよそ約80分〜110分のサイクルで、レム睡眠とノンレム睡眠は
交互に規則的に4〜5回繰り返します。
6時間睡眠の人の場合、約90分サイクルを4回繰り返しているわけです。

 

この90分サイクルは、5歳〜10歳程度の子どもの時期に
形成されることがわかっています。
なお、最初の約3時間はノンレム睡眠の占める割合が高く、
その後はレム睡眠とノンレム睡眠は交互に発生し、
起床が近づくにつれてレム睡眠の時間が長くなってきます。

 

なぜこのように、人はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に
繰り返す睡眠サイクルを守っているのでしょうか。
眠りに落ちてから目が覚めるまで、深い眠りのまま眠ったほうが
グッスリ熟睡できるようにも思えます。
もし最初から最後までノンレム睡眠だけだとすると、
長時間にわたって脳の活動レベルが、休息状態となり脳の温度も下がってしまい、
起きたときに、正常な活動レベルまで戻すのが難しくなってしまうのです。
途中に適度にレム睡眠をはさむことにより、脳の温度が下がり過ぎることを
上手に防いでいるわけです。
この仕組みがあるため、朝起きたとき大脳がスムーズに活動を
再開し一日を始めることができるのです。

 

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