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レム睡眠とは?について

 

レム睡眠とは、どのような状態か?


カラダは休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で
活動している睡眠のことをレム睡眠といいます。
「カラダの眠り」と考えるとわかりやすいでしょう。
こうした睡眠状態においては、顔の筋肉が軽く痙攣(けいれん)したり、
眼球が非常に速くグルグルと回り、それは閉じたまぶたの上からも
確認することができます。

 

この特徴的な速い眼球の動き(Rapid Eye Movements)の頭文字をとって、
REM(レム)睡眠といいます。
眼球が動くということは、脳が活動している証拠です。

 

レム睡眠時は、脳は深い休息状態に入っていないため、
夢を見ることが多いようです。明確な夢を見て、
夢の中で何かを目で追いかけているから、
眼球が動いているとも言われています。
レム睡眠の最中に起こされると、夢を見ていたことをハッキリと
認識できる傾向があります。
ノンレム睡眠の最中にも、夢を見ることがないとは言えませんが、
仮に見たとしてもそれを本人が覚えていることはありません。

 

ベッドに入って眠りに入ると、眠りはどんどん深い
ノンレム睡眠の状態に入っていきます。
1時間ほどたつ頃には、逆に眠りは少しずつ浅くなり始め、
入眠から約90分後にはレム睡眠に入ります。
この最初のレム睡眠は約10分間持続します。
こうしたレム睡眠は約90分周期でくり返し発生し、
明け方に近づくほど長くなり、最大20分程度になります。
通常睡眠中に発生するレム睡眠の時間を合計すると、
一晩に映画一本分の2時間ほどになります。
レム睡眠は一夜の睡眠のうち後半部分により多く、
睡眠全体に占める割合は約20%です。

 

レム睡眠の間は、自律神経系の活動が非常に不安定となるため、
血圧の変化が激しくなったり、心拍や呼吸は不規則かつ速くなります。
睡眠中に原因不明の突然死を遂げるケースがありますが、
こうしたレム睡眠中の自律神経の乱れが原因となって、
心筋梗塞などを引き起こしていることがあるといわれています。

 

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