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睡眠薬の使い方について

 

睡眠薬は、正しく使うからこそ効果を発揮します


ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、飲んでから1〜2時間程度で
血中濃度が最大になるので、寝たい時間の1時間程度前に
服用すると、ちょうど良いでしょう。

 

服用によって注意力、集中力、反射神経などのレベルが下がるため、
自動車の運転、重機の操作などの危険な作業に従事する人は
睡眠薬を服用してはいけません。
また、深夜を過ぎてからの服用は、薬の影響を翌日に
持ち越すことになり、日常生活を送る上で好ましくありません。

 

医師の指導の下、自分自身にとって効果のある適量を服用することが大切です。
また、睡眠薬は常用するのではなく、大切な会議の前日など、
どうしても寝なければならない時だけ、利用するほうがいいでしょう。

 

あくまでもたまに利用するという程度にすれば、より健全な眠りを
手に入れることができます。飲む量は常に最低限が原則です。
多く飲めばよりよく眠れるなどと、考えてはいけません。

 

■医師と薬を信じる
せっかく飲むのですから、睡眠薬の効果を信じることも大切です。
「この薬は自分に合っている。よく効く薬だ」と信じるのです。
医師や薬に対する不信感があると、出るはずの効果が出ないことがあります。
逆に、極端な例ですが、医師と薬を信頼していれば、たとえその薬が
睡眠薬ではなく単なるビタミン剤であったとしても、睡眠薬が効いたと
信じてよく眠れたという実例があります。(プラシーボ効果)

 

不眠症は心の病ですから、このような心の持ち方ひとつで
効果はまったく違ったものになるのです。

 

■睡眠薬をやめるときの注意点
ベンゾジアゼピン系は長期間服用を継続しても、
耐性ができることは通常ありません。しかし、
睡眠薬に頼らずに、眠れるようになるに越したことはありません。
ただし、服用を突然やめてしまうと禁断症状が出てしまう
可能性があるので、注意が必要です。
急に減らしたり、やめたりするのではなく、ゆっくり時間をかけて
少しずつ量を減らしていくことが大切です。

 

一週間あるいは二週間ごとに、一日の服用量を徐々に減らしていきましょう。
また、週末は飲まないようにする、一日おきにする、など工夫をこらし、
より少ない睡眠薬でも眠れるように、少しずつ体を慣らしていくことが大切です。

 

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